【鬼滅の刃】猗窩座(あかざ)の過去が辛すぎる!鬼になった経緯から最後の死亡シーンまでを徹底考察!

漫画

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鬼滅の刃は登場人物の背景設定が細かいことでも有名ですよね。主要人物だけでなく、鬼たちにもしっかりとした背景設定があるのは知っていますか?今回は鬼である『猗窩座あかざ』について掘り下げて行こうと思います。

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⚠以下、ネタバレを含みますのでご注意ください⚠

階級

十二鬼月じゅうにきづき 上弦の参じょうげんのさん

つまり鬼舞辻無惨きぶつじむざん以外の鬼の中で、上から三番目に強い鬼となります。

倒した柱

炎柱えんばしら 煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろう

鬼滅の刃8巻第63話~第66話で炎柱えんばしらである煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろうと激闘の末、猗窩座あかざが勝利します。その戦いで炎柱えんばしらである煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろうは命を落とします。

討伐者

竈門炭治郎かまどたんじろう及び、水柱みずばしら 冨岡義勇とみおかぎゆう

鬼滅の刃18巻第156話で竈門炭治郎かまどたんじろう及び、水柱みずばしら 冨岡義勇とみおかぎゆうと死闘の末、猗窩座あかざは敗れます。

鬼滅の刃17巻146話終盤~18巻157話に収録

猗窩座あかざの技は全て、人間の時に習得した武術が土台となっています。また、地に雪の結晶のような羅針盤を展開して相手の闘気を瞬時に感知します。技の名前や雪の結晶の陣には人間の時の大切な思い出が反映されています

破壊殺はかいさつ 羅針らしん→自身を中心に十二方へ針を指した雪の結晶型の陣を展開。この陣で相手の闘気を感知している。猗窩座の戦闘様式の根幹となっている。

破壊殺はかいさつ 滅式めつしき→一瞬で間合いを詰めながら突進し、抜き手を放つ技。この技で炎柱えんばしら 煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろうに致命傷を与えた。

破壊殺はかいさつ 空式くうしき→空中で放った拳撃が地上にいる相手に降り注ぐ技。

破壊殺はかいさつ 乱式らんしき →強烈な連打を両腕から高速で繰り出す技。攻撃は広範囲に及ぶ。

破壊殺はかいさつ 脚式きゃくしき 冠先割かむろさきわり→下段から足を跳ね上げ蹴り上げる足技。かすっただけでも大量の鼻血が出るほどの威力。

破壊殺はかいさつ 脚式きゃくしき 流閃群光りゅうせんぐんこう→上方に向けて多方向に幾度も蹴りつける足技。

破壊殺はかいさつ 脚式きゃくしき 飛遊星千輪ひゆうせいせんりん→相手を蹴り上げて、周囲もろとも砕き割る強力な足技。

破壊殺はかいさつ 砕式さいしき 万葉閃柳まんようせんやなぎ→高威力の強打で地を砕き、衝撃波を与える技。

破壊殺はかいさつ 鬼芯八重芯きしんやえしん→八か所ほぼ同時に打ち込む技。

破壊殺はかいさつ 終式しゅうしき 青銀乱残光あおぎんらんざんこう→百発の乱れ打ちをほぼ同時に繰り出す、超高速の連撃技。見て防ぐことは困難を極める。水柱みずばしら 冨岡義勇とみおかぎゆうの『なぎ』ですら、すべてを防ぎ切ることは不可能だった。

悲しい過去

猗窩座あかざの人間の時の名前は『狛治はくじ』。

一緒に暮らす父は病にせていました。そんな父親の看病をしながら生活する狛治はくじでしたが、貧しい生活のため、高価な薬を買う余裕はありませんでした。薬を手に入れるため、スリを繰り返す日々…。しかしながら罪を繰り返す狛治はくじに申し訳ないと、父親は首を吊って自殺してしまいます。

最愛の父親を失って自暴自棄になった狛治はくじの前に現れたのは素流そりゅう道場の師範である慶蔵けいぞうでした。大人七人相手に素手で闘う狛治はくじを気に入った慶蔵けいぞうは、自分の道場の門下生になるよう狛治はくじを誘います。実は慶蔵けいぞうには病弱な娘、恋雪こゆきがいました。病弱な恋雪こゆきに自分の生前の父親の姿を重ねた狛治はくじは、慶蔵けいぞうから依頼され、恋雪こゆきの看病を請け負います。

三年が経ち、元気になった恋雪こゆき狛治はくじに好意を持っていました。そんな中、娘の気持ちを知っている慶蔵けいぞうから呼び出された狛治はくじ恋雪こゆきと結婚して道場を継いでほしいと提案されます

信じられない提案に最初は困惑する狛治はくじでしたが、これを快諾し、恋雪こゆきと結ばれたのでした。

そんな幸せな日々が訪れた狛治はくじに、突然の悲劇が起こります。

父親の墓に祝言しゅうげん(結婚式)を上げる報告をしに道場を不在にしていたわずかな時間に、恋雪こゆきに好意を持ち、狛治はくじに嫉妬した近隣の剣術道場の跡取り息子に、自分の命よりも大切な存在である恋雪こゆき慶蔵けいぞうを殺されてしまったのでした。

鬼滅の刃18巻第153話~第155話に収録

正直鬼の中で…いや、登場人物すべての中で一番切なく心を打たれた背景でした。炎柱えんばしら 煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろうを殺したときは猗窩座あかざに対して嫌悪感を抱いていましたが、この背景を知ってからは逆に猗窩座あかざのことが好きになりました。本当は弱い者を守ろうとするとても優しい心を持っていたのですね。環境がその本来の心を曲げてしまっていましたが、苦労の末、慶蔵けいぞう恋雪こゆきと出会い改心し、これからやっと幸せな生活を送れると思った矢先の悲劇。これには同情しかありませんでした。猗窩座あかざの過去は涙無くして読めないと思います。

鬼になった経緯

大切な妻恋雪こゆきと師範で義父の慶蔵けいぞうを殺された狛治はくじは、犯人のいる剣術道場を襲撃します。人間の仕業とは思えないような悲惨な現場の噂を聞きつけ、鬼舞辻無惨きぶつじむざんが様子を見に来た際、狛治はくじと遭遇します。ちょうどその時、強い鬼を作ろうと企んでいた鬼舞辻無惨きぶつじむざんはすれ違いざまに狛治はくじに自分の血を送り込むのでした。

鬼滅の刃18巻第155話に収録

狛治はくじは決して自分の意志で鬼になったわけではありませんでした。大切な二人を失い、茫然自失としていた狛治はくじ。本当なら、鬼になどならず、二人のもとへ行きたかったのではないでしょうか

体の文様

人間の時に、病気の父親に薬を買うために狛治はくじ(猗窩座あかざの人間の時の名前)はスリを繰り返していました。スリをはたらいて捕まった際に入れられた罪人の刺青いれずみが、鬼の文様と混ざり合い、猗窩座あかざの全身に広がっているようです。

強さを求める理由

猗窩座あかざは常に執拗に強さを求めています。強い者を見つけると、それが鬼殺隊きさつたいの柱であっても鬼になってともに強さを高め合って行こうと誘う程です。そしてその反面、弱者を極端に嫌悪しています。これらの理由は人間の時の経験にありました。

猗窩座あかざは人間の時、病にせている父親の為にスリを繰り返して薬を手に入れていました。薬を持ち帰るには強くなければいけない。そして大切な人を守るには強くなくていけない。そんな気持ちから常に強さを求めていました。そして、弱者を嫌悪する理由…それは大切な人の命を卑劣な手段で奪われてしまったからです。人間の頃から強かった猗窩座あかざ。正面から挑んでも負けると悟った相手は卑劣な手段で猗窩座あかざの大切な人たちの命を奪います。弱者は正々堂々闘わずに卑劣な手段を使う――。そのときの経験が鬼になってからも消えないのでした。

鬼になって人間の時の記憶を無くしてもなお、人間の時に守りたかった者たちのため強さを求めていたのです。

守りたかった約束

先にも述べましたが、猗窩座あかざの技はすべて人間の時の大切な思い出が土台となっています。

技名は恋雪こゆきと夫婦の契りを交わした際に見ていたの花火が由来しています

術式展開の模様は恋雪がしていた髪飾りと同じ雪の結晶型です

そして、構えや技はすべて師範である慶蔵けいぞうから教わった素流そりゅうの武術が土台です

猗窩座あかざは鬼になってから人間の時の記憶は一切ないようでしたが、心の中には常に恋雪こゆき慶蔵けいぞうの姿があったのでしょう。恋雪こゆきと夫婦の契りを交わす際、自分は誰よりも強くなって一生恋雪こゆきのことを守ると誓っていたのでした。しかし、その約束を果たせなかった狛治はくじ(猗窩座あかざ)。心の奥深くに眠る幸せな記憶とともに、命に代えても守りたかった二人を守れなかった後悔を常に背負っていたのかもしれません。大切な二人と常に共に歩むーー。その気持ちが鬼となった猗窩座あかざの技に反映されたのではないでしょうか。

猗窩座の最後

猗窩座あかざ竈門炭治郎かまどたんじろう水柱みずばしら 冨岡義勇とみおかぎゆうとの闘いで首を斬られます。

しかし首を斬られても死なず、体の再生をし続ける猗窩座あかざの前に、亡くなった妻の恋雪こゆきが現れ闘いをやめるよう説得します。そして、再生を繰り返す体に最後は自らを攻撃し終わらせるのでした

最後の最後で人間の頃の記憶を取り戻した猗窩座あかざ。妻の恋雪こゆきに、守れなかったことを謝罪し、許してくれるよう涙ながらに懇願します。そしてそれを笑顔で受け入れる恋雪こゆき猗窩座あかざ恋雪こゆきの胸に抱かれ、二人でともに地獄へ行くのでした

恋雪こゆきが一緒に地獄へ行く最後にとても心が震えました。本来なら父親の慶蔵けいぞうとともに天国へ行っていたはずの恋雪こゆき。しかし愛する狛治はくじ(猗窩座あかざ)とともに地獄へ行く道を選びます。生前は狛治はくじ(猗窩座あかざ)が病弱な自分を支えてくれた分、これから地獄で狛治はくじ(猗窩座あかざ)を支えていくのだろうと思います。そして狛治はくじ(猗窩座あかざ)は地獄で恋雪こゆきのことを何があっても守り抜き、人間の時に交わした約束を果たしたのではないでしょうか

地獄で人間の姿に戻っている

実は、『鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐』の中に収録されている特別書き下ろし漫画の『突撃!地獄の鬼取材~三途の川を超えて~』鬼殺隊きさつたいの柱たちによって葬られた鬼たちが出てきます。その鬼たちがそれぞれ柱たちから受けた攻撃(呼吸)についての感想を述べているのですが、ここに猗窩座あかざ、そして猗窩座あかざと一緒に地獄へ行った恋雪こゆきも登場します。猗窩座あかざはここで炎柱えんばしら 煉獄杏寿郎れんごくきょうじゅろうから受けた炎の呼吸について語っていますが…なんとその姿は人間の狛治はくじに戻っています。実はこれは猗窩座あかざだけではなく、上弦じょうげんろくである堕姫だきも人間の姿であるうめに戻っているのです。ちなみに堕姫だきの兄・妓夫太郎ぎゅうたろうは鬼の姿のままです。地獄で人間の姿に戻っているのは猗窩座あかざ(狛治はくじ)と堕姫だき(うめ)のみでした。

これは本編では触れていないことなので完全に私の推測になりますが、二人は自ら望んで鬼になったわけではないことと、散り際に最愛の人に心からの謝罪をしていること愛する人とともに地獄へ行ったことが関係しているのではないかと思われます。その証拠に猗窩座あかざ(狛治はくじ)と堕姫だき(うめ)は、地獄へ行く前にそれぞれ妻である恋雪こゆき、そして兄である妓夫太郎ぎゅうたろう人間の姿で涙ながらに思いを伝えるシーンが描かれています。そして堕姫だきに至っては、本来なら天国への道が開かれていたにもかかわらず兄・妓夫太郎ぎゅうたろうのそばにいることを選び、ともに地獄へ行った経緯もあります。そういえば那田蜘蛛山なたぐもやまで戦った下弦かげんであるるいに至ってもそうでしたよね。るいは自らの手で殺めてしまった両親に涙ながらに謝罪し、両親とともに地獄へ行きました。そして両親へ思いを伝える時の姿は人間でした。

『突撃!地獄の鬼取材~三途の川を超えて~はこちに収録されています↓

狛治と恋雪の幸せな姿が見れる!?

残念ながら本編では恋雪こゆきが殺されてしまったため、狛治はくじ恋雪こゆきの結婚生活は描かれませんでした。

が…

『キメツ学園』では高校生ながらに婚約した狛治はくじ恋雪こゆきの姿が見れます。特に3巻はこの二人がメインのショートストーリーも入っています。

幸せな二人を見たい方は是非『キメツ学園』を読んでみてください。

でもやっぱり本編で二人の幸せな姿を見たかったです。

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