【ペットの歯磨き】結局どの歯ブラシが良いの?タイプ別メリットデメリットも紹介します

愛用品【ペット】

以前こちらの記事で歯周病の怖さと歯磨きの大切さを紹介しました。

今回は歯磨きのアイテムの中から歯ブラシについて紹介します。

歯ブラシと一言に言っても様々なものがあります。それぞれのメリット・デメリットを書いて行きたいと思います。

ガーゼ(シート)タイプ

【メリット】
■初心者でも磨きやすい
■安価に購入できる
■使い捨てで衛生的
【デメリット】
■歯周ポケットまで磨けない

メリットとしては、初心者の飼い主さんや歯磨きに慣れていないペットに取り入れやすい点です。指サックタイプですと指にはめるだけ簡単に使えますし、布状のガーゼの場合は指に巻き付けて使います。また、比較的安価に手に入りますし、使い捨てタイプですので衛生的です。

ただし、デメリットとして歯周ポケットの中まで磨けないという点があります。

歯周病は、歯周ポケットの中にいる菌が悪さをしますので、歯周ポケットの奥までみがけるものが理想的になります。

こちらのガーゼ(シート)タイプは、あくまで歯の表面をきれいにすることしかできませんので、すでに歯周ポケットがある子、歯周病になっている子の場合、歯周ポケットの掃除ができないこちらではほとんど効果は期待できません。

歯磨きの練習用として取り入れ、慣れたら歯周ポケットまで入るブラシタイプに代えることをおすすめします。

ちなみにこのタイプは、乾いているものだと磨いたときにペットが少し痛みを感じますので、その点を注意して使用してあげてください。

シリコンタイプ

【メリット】
■柔らかく痛くない
■洗えて清潔
■繰り返し使えて経済的
【デメリット】
■歯周ポケットまで磨けない

こちらも指にはめて使うタイプになります。メリットとして、柔らかく磨く際にペットが痛みを伴わないという点と、使った後はきれいに洗って清潔に保てる点、そして繰り返し使えて経済的な点があります。

ただし、こちらもガーゼ(シート)タイプ同様に歯周ポケットまでは届きません

シリコンタイプは太くて短いため歯周ポケットの中をきれいにすることはできませんので、こちらも歯の表面だけをきれいにするものになり、歯周ポケットのある子、すでに歯周病の子には向いていません。

ブラシタイプ

\小型犬・猫サイズ/

\小~中型犬サイズ/

\中~大型犬サイズ/

【メリット】
■歯周ポケットまでしっかり届く
【デメリット】
■最初は受け入れてくれないペットが多い
■他のタイプに比べて飼い主側にも少し難易度が高い

ブラシタイプのメリットとしては、何と言っても歯周ポケットの中までしっかりと磨けるという点です。ただし、ここで注意が必要なのは歯ブラシの形状。

フラット(ブラシの表面が平らでまっすぐ)な毛先のものは歯冠しかん磨き用となり、歯の上部を磨くタイプのものになります。つまりは、歯周ポケットまで届かない若いペット向けの歯周病予防用歯ブラシとなります。

テーパー(ブラシの表面がギザギザしている)な毛先のものは、歯周ポケット磨き用となり、歯周ポケットができた子、歯周病の子向けの歯ブラシです。

また、ブラシタイプの注意点として毛先が細く、柔らかいタイプのものを選ぶようにしましょう。毛先の細い物の方が、歯周ポケットの奥までしっかりと届きます。

また、硬いブラシですと、ペットが痛みを伴いますし、歯茎を傷つけてしまう恐れがありますので柔らかいタイプのものを選ぶようにします。

デメリットとしては、最初のうちはペットが嫌がることが多いです。理由もわからずに口に異物を入れられるわけですから、抵抗するのは当然のことです。

ペットが嫌がっているのに続けてしまうと、歯磨き自体を嫌いになってしまい、継続が難しくなってしまう恐れがありますので、まずはガーゼ(シート)タイプから少しずつ練習を始め、だんだんと慣らしてブラシタイプに移行して行くのがよいでしょう。

ペットの好みの味の歯磨きジェルなどを用いるのも、歯磨きに慣らすには良い方法です。

あるじ
あるじ

我が家の愛犬・向日葵は歯磨きジェルが大好きで、ジェルを見るとよだれを垂らすほどです。

おかげで歯磨きにならすのはさほど苦になりませんでした。

また、ブラシタイプは他のタイプと比べて少し難易度が高いので飼い主側にも練習が必要です。

そしてもうひとつ、ブラシタイプには大切なことがあります。それは、ペットの体格に合った歯ブラシのサイズを選ぶということです。

歯ブラシのサイズを良く確認し、自分のペットに合ったものを選ぶようにしましょう。

ちなみにこちらのような360度にブラシが付いていて、どの角度からでも磨けるたいぷの歯ブラシもあります。

あるじ
あるじ

個人的には、扱いづらかったので普通のブラシタイプに戻しました。

(あくまで個人的な感想です。)

まとめ

歯磨きに慣れていないペットには、まずはガーゼタイプ(ウェットタイプのもの)から徐々に慣らして行き、最終的にはブラシタイプにすると受け入れてもらいやすくなります。

また、好みの歯磨きジェルを見つけておくとより歯磨きがスムーズにできるでしょう。

そして、ブラシタイプは歯周ポケットまできちんと磨けるようにテーパー(毛先がギザギザしている)タイプで柔らかい物を選ぶことがおすすめです。その際、ペットの体格に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

向日葵
向日葵

最初は少し難しいかもしれないけれど、お口の健康は長生きにも繋がるよ!頑張ってペットのお口の健康を守りましょう☆

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