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板倉梓さんの「瓜を破る」2023年10月現在、1~8巻が発売中です。
⚠以下、あらずじや感想を書くにあたって多少のネタバレを含む場合もありますのでご注意ください⚠
女性のなかなか人には言えないセックスについての悩みについて描かれているのですが、そこまでエロ要素は強くありません。もちろん性的な描写はありますが、心理描写が丁寧で、こちらまで釣られてドキドキしちゃうような、そんな内容となっています。
2巻では会社での人間関係のいざこざや、自分と向き合い、見つめなおす大切さがメインで描かれています。
あらすじ
前半は1巻に引き続き、味園と真のお話。
同棲している恋人・真が突然姿を消してから、眠れずに過ごす味園。
1人ベッドで寝つけずにいる味園は、真との日常を思い出します。
そして、いつしか恋人を大切にせず、他人を否定してばかりの
嫌な人間になってしまっていたことに気づき、
真はもう戻ってこないかもしれないと思うようになります。
そんな味園は仕事にも集中できない様子。
頭を抱えていると、犬猿の仲の辻が心配して声を掛けてきます。
しかし、それを突っぱねる味園。
そんな味園の態度に辻は呆れて
『怖い』『自分たちの仲が悪かったのは13年も前のことなのに執念すごい』などと言い放ちます。
また人に酷い態度をとってしまったことを反省する味園ですが、
『それでも辻だけは無理』と思うのでした。
中盤は昔の味園と辻の回想エピソードとなっています。
ここではなぜ味園と辻が犬猿の仲になったのか、そして味園と真の出会いが描かれています。
最初は同期として仲の良かった味園と辻。
仕事がバリバリできる味園に対し、手際のよくない辻。
男性社員から『かわいいのだけが取り柄』と言われ、
辻は自分の居場所をプライベートの方に求めるようになっていきます。
だんだんと溝が出来てゆく味園と辻…。
味園はある日、ついに決定的な言葉を辻から浴びせられ、
2人の溝は埋められない程に深くなってしまいーー。
そんな時、味園は自分のことを『かっこいい』と認めてくれる真と出会ったのでした。
話は現在に戻り…
何をしていても、つい真のことを考えてしまう味園は
『こんな思いをするならずっと一人でいた方がラクだったのに』
と思うようになります。
ある日の帰り道、真のことを考えながら歩いていて派手に転んでしまいます。
周りの視線に泣きそうになった時、手を差し伸べてくれたのは
なんと辻でした。
今後2人の仲はどうなっていくのでしょうかーー。
後半は主人公・まい子の話に戻ります。
コピー機のメンテナンスに訪れていた鍵谷に、
まい子は先日の恥ずかしい場面を見られたことを謝ります。
しかし、鍵谷はそのことを全く覚えていない様子。
まい子は恥ずかしさを必死にこらえ、鍵谷を備品倉庫に案内します。
そこでひょんなことから共通の話題が見つかり、
盛り上がる2人。
もっと話したいと思ったまい子は勢いに任せて
鍵谷をご飯に誘います。
2人に進展はあるのかーー。
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感想
女性の嫉妬心や複雑な感情、リアルな人間関係の悩みー。
現実でもよくある悩みや、人間関係のいざこざを上手く描いているな、と思います。
そして辻のように自分の居場所を他人に強く求めてしまうのも、よくあることではないでしょうか。
私はどちらかと言うと辻タイプなので、辻の方により感情移入しながら読んでいました。
一見タイプの違う2人って相性が悪いように見えますが、
自分の足りないものを補いあえる最良の相手にもなり得ますよね。
味園と辻は最良と最悪、どっちに転ぶのか是非読んでほしいです。
1巻でも書きましたが、非常に心理描写がリアルで丁寧です。
話の進み方は割とゆっくりですが、そこがまたじれったくて良い!!
今後みんなの悩みや恋愛模様がどうなっていくのか楽しみです♪
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