【生き物を飼うということ】~たくさん失敗したから伝えられること~

柴犬との暮らし

※当ブログはアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

私の周りには、

『自分の年齢を考えると、もう飼えない』とか

『旅行が好きだから、飼えない』そして

『仕事柄いろいろと綺麗じゃない部分を知ってしまって可哀想だから、飼えない』

そう言って、生き物を飼いたいけれど飼わない選択をしてる人たちがいます。

個人的には、そういったことをきちんと考えられる人にこそ、生き物を飼う資格があると思っています。

なぜなら過去の私を含め、考えなしで生き物を飼う人が多すぎるーー。

そう思うからです。

ここでは、

【生き物を飼うということは素晴らしいことだけど、良いことばかりではない。】

と言うことを事前に知ってもらえるように、私個人の経験を交えながら書いていきたいと思います。

家族に迎えるからには、皆さん(迎える側)にも、生き物(迎えられる側)にも幸せになってほしい。

心からそう思います。

以下、生き物のことをペットと表記します。

その子の寿命は?

ハムスターで平均2~3年、メダカは平均2~5年、犬・猫ですと平均15年、亀は40年近く生きます。

家族に迎える前によーーーーーく考えてください。

自分の今の年齢は?最後まできちんと面倒を見ることができますか

15年後も散歩、水替えなどをする体力はありますか

1人暮らし・結婚・出産・就職・転職…生活スタイルの変化があっても変わらず面倒をみれますか

「こんなこと考えていたら飼えない」

そう思った方、今一度よく考えてください。

その子はぬいぐるみではない

これから家族に迎えようとしている子たちは、決してぬいぐるみではありません。

飼い主の思い通りになんて動きません。

意思もあります。

ストレスも抱えます。

ペットの種類によっては鳴きます、吠えます。破壊活動もします。

ただ傍に居てあげれば良いわけではありません。

ご飯も食べます。

排泄もします。

体調も崩します。

お金もかかります。

散歩や水替え、お掃除だって必要です。

信じられない話を聞いたことがあります。

うんち・おしっこをするから返品したい。

あるペットショップで犬を買った方が言った言葉です。

正直、この話を聞いたときはアホか!?と思いましたが、実際にあった話です。

私たち人間だって排泄はするでしょう?他の生き物だって同じなんです。生きていれば排泄します。

また、

帰省した孫が欲しいというから子犬を買ったけど、孫が帰ったからもういらない。

なぜ買ったのでしょうか。意味がわかりません。

愛するお孫さんの為だったにしても、考えがなさすぎます。

良い大人がどうしてそこまで考えが及ばなかったのか…。

人間ってなんて勝手なんだろう…。

私はこの話を聞いたとき開いた口がふさがらなかったのを覚えています。

あるじ
あるじ

私は過去にドッグトレーナーさんのところで働いた経験があるので、こういった話は良く聞いていました。

その子にも意志がある

みなさん、ペットは飼い主の言うことを全部聞いてくれると思ったら大間違いですよ!

その子にも意志があります性格もあります

言うことを聞いてもらうには信頼関係を築くこと正しいトレーニングをするなど時間と手間を要します

それだけやっても言うことを聞いてくれないことなんてこと、ザラにあります。

どんなに頑張っても、うまくいかないことだってあります。

ドッグトレーナーさんのもとで働いている時、

飼い主さんが限界まで追い詰められて泣きながら助けを求めてきたのを見ました。

手放すことを考えていた人を見ました。

実際に手放した人も見ました。

衝撃的な言葉を聞いたこともあります。

手に負えないから早く死んでほしい。

この方は、犬を人目のつかない所に繋ぎっぱなし(もちろん散歩など行かない)、エサもフライパンなどに入れて遠くから投げ入れる、声掛けなんてしない、そんな飼い方をされていました。ご家族も多いのに、全員知らんぷり。

「攻撃してくるからどうにもできない、エサをやるのも一苦労。早く死んでほしい」とのことでした。

書いていて涙が出てきます。

そんな飼い方してたら信頼関係なんて一切築けないし、人間を敵と判断してもおかしくないでしょう。

それなのに他に2匹も犬を飼ってしまうという意味の分からない方でした。

先天的な性格もありますので、一概に「トレーニングすれば良い子になるよ!」とは言えないのですが…もっと早くに飼い主さんが正しい努力をしていれば…ここまでの事態にはならなかったはずです。

みなさんは、「こんなはずじゃなかった…」そう思う出来事があっても、きちんと最後まで責任を持って面倒を見る覚悟はありますか

家族になってからでは遅いです。先に考えておきましょう。

お金は予想以上にかかる

犬のことを例に出してお話しします。

■毎日のエサ代(大型犬なら食べる量も多いです)

■フィラリア予防薬代(毎年5~11月まで必要)

■ノミ・ダニ予防薬代(できれば毎月必要)

■狂犬病予防注射代(毎年必ず必要)

■ワクチン(または抗体価検査)代(毎年1回必要)

■健康診断(できれば半年に1回必要)

■体調不良などのときの医療費
※ペット保険に入っていなければ10割負担です。たとえペット保険に加入していたとしても適用されない病気などもあります。

■避妊・去勢手術代

■トリミング代(犬種にもよるが、室内飼育なら月に1度程度必要)

■ペットホテル代

■必要になればトレーニング代

■クレート

■首輪・ハーネスなど散歩用品

■エチケット袋・トイレシートなどのトイレ用品

■ブラシ・はみがきなどのケア用品

(■ペット保険代)

あげたらキリがありませんが、ざっとみてもこのくらいは最低限考えることが必要です。

お金が全てではありませんが、お金はどうしても必要です。

恐らくあなたが思っている以上にお金はかかります。

今の生活でいっぱいいっぱい…と言う方は今一度考えなおすことをおすすめします。

飼育場所の確保

生き物を飼うからにはそれなりのスペースが必要です。

広い家を買え、と言うわけではありません。

広かろうが、狭かろうが、きちんと適切に飼育できる環境を用意してください。

ましてやペット不可のアパートで飼うなんて言語道断

隠れて飼っていても周りにはバレます。バレていないと思っているのは本人だけです。

自分の為にも、ペットの為にも、必ず飼育できる環境を整えましょう。

獣医師を見つける

獣医師にかかるのは、何も病気をした時だけではありません。

予防薬・ワクチン接種・健康診断などさまざまな場面で必要となってきます。

犬・猫でしたら獣医師も見つけやすいと思いますが、特殊な生き物を飼う場合は診てもらえるところを事前にリサーチしておくべきです。

生き物によっては断られる時も、もちろんあります。

現に私は、亀の様子がおかしい時に面識のある獣医さんに電話で問い合わせたところ、断られてしまいました。

幸い、亀を診ることのできる獣医さんを紹介してもらえましたが…獣医さんがどんな生き物でも診てくれるかと言ったら大間違いです。

事前にリサーチしておかないと、いざという時困ります。

また、あまりにも遠くにある獣医さんはおすすめしません。

なぜなら、一刻を争うこともあるからです。

あまりに遠い場合、向かっている途中で…と言うことも想定されます。

我が家のかかりつけ獣医さんは、車で30分程度のところにありますが、

それでも急を要する場合は遠いな…と感じています。

預け先を見つける

旅行の時、冠婚葬祭の時、出張の時、あなたはペットを預ける先はありますか?

長い間一緒に過ごすのですから、ペットホテルが必要になる場合も出てきます。

家族が面倒見てくれる。

友人が面倒を見てくれる。

幸い、そういった場所がある人もいるかもしれません。

ただ、予定が合わなかったら?

家族・友人が体調不良になってしまったら?

やはり、どこか一軒は信頼のできる預け先を見つけておいた方が何かと安心です。

獣医さんや、トリミングサロンでペットホテルをやっている場所もあります。

我が家のかかりつけ獣医さんはトリミングもペットホテルもやっています。

ただ、トリミングは頼むのですが、ホテルは頼みません。

と、言うより頼めないんです。

なぜか…。

それは、愛犬向日葵にとって獣医さんは非常に恐ろしい場所であり、滞在することはストレスにしかならないからです。

基本的に獣医さんでは、動物の嫌がる行為(医療行為)をします。

それが治療に必要なのだから、仕方ありません。

人間のように『はい、次はこういうことをやりますよ。』

など、説明したところで動物にはわかるはずありません。

訳のわからないまま、痛いこと・嫌なことをされるのです。

そういった記憶のある場所に、果たして安心して泊まることができるか…。

少なくとも我が家はNOです。

では家族に預けた場合は?

結論を言うと、我が家は絶対に預けません。

なぜなら、両親は私たちと犬への接し方が違いすぎるからです。

まず、室内に犬はいれてもらえません。

そして、良かれと思って余計なことをします。

『やらないでほしい』そうお願いしたことでも、自分たちが良しと思えばやってしまいます。

具体的に言えば、「庭に放しておく」等です。

「自由でいいじゃないか!」と思う人もいるかもしれません。

少なくとも両親はそういった考え方の人間です。

では…もしも逃げてしまったら?

車に轢かれたら?

さらわれたら?

いたずらされたら?

大切な愛犬に万が一のことがあったら…とても怖くて預けられません。

自分が頼んで預けた以上、何かあっても文句はなかなか言えないものです。

もちろん、ペットホテルが絶対安全かーー。

それは言い切れません。

世の中には良いお店ばかりではありませんから。

だから、飼い主がしっかりと調べて、お店の人と話し、雰囲気を見て、

信頼できると判断したら、愛犬と一緒に下見に行く

この下見は愛犬をその場所に慣らすことにも効果的です。

そして、本格的にお泊りをする前に半日預かりなどで愛犬をその場に慣らしてあげることも大切です。

「面倒」とか、「そんなの必要ない」、と思うかもしれません。

では、自分が何の説明も受けずに、いきなり連れてこられた場所に

「はい、今日はここに泊まってね。」

と言われて何の不安も感じずにいられますか?

そういうことです。

愛するペットのことを考えるならば、面倒がらずに是非やってほしいと思います。

家族構成を考える

あなたの家族構成は?

ちなみに我が家は「私と夫と愛犬・向日葵だけ」です。

父・母・祖父・祖母・子供…

いろいろな家族構成があると思います。

ペットに満足に愛情を注げますか?

介護などが入ってきてもお世話できますか?

災害が起こった時、ペットにも手が回りますか?

ずっと今の状態が続くわけではありません

状況は変化していきます

今現在飼える状況だとしても、数年後は?

さまざまなことを考えていく必要があります。

あなたの将来設計は?

これから一人暮らし・結婚・出産・就職・転職・引っ越し…

さまざまなことが起こると思います。いつ、どのように起こるかはわかりません。

そんなとき愛するペットを一緒に連れて行くこと・お世話することは可能ですか?

結婚してパートナーが動物嫌いだったら?

生まれた子供がアレルギーだったら?

就職して寮に入らなければならなかったら?

出張が多い職場だったら?

遠くに引っ越さなければいけなくなったら?

…考えるとキリがありません。

あとで書きますが、私は過去にこれで失敗をしました。考えがここまで及ばなかったのです。

皆さんにはここもしっかりと考えて欲しい…そう思います。

病気・介護

人間と同じで、動物も病気はするし、老いていきます

病気によっては非常に多くのお金がかかります。

知人は愛犬の治療に高級車軽く2台は買えるほどの治療費がかかったと言っていました。

長生きをすれば、認知症にだってなります

歩けなくなります

自力ではごはんも食べれなくなります

今まで上手にできていた排泄も失敗するようになります

そうなった時、向き合う時間は確保できますか

お世話する覚悟はありますか

その時が来たら手放す。

そんなこと、絶対にあってはいけません。

ずっと信頼し、愛してきた飼い主さんから急に見放された子たちはどう思うでしょうか。

ペットにも私たちと同じ、感情があるのです

災害時

日本でも大きな災害が続いています。

そんなとき、ペットはどうするか、きちんと考えていますか?

ペット用の非常食、準備できていますか?

一緒に避難ができる場所はありますか?

幸い、最近はペットと一緒に避難できる避難所が増えてきています。

我が家の近くにもペット受け入れ可の避難場所があります。

とはいえ、それはまだほんの一部。

まだまだ、ペット受け入れ不可のところが多いのが現状ですし、甚大な被害があった場合、恐らく人間の方が優先されるでしょう。

そんなとき、あなたは頼れる場所がありますか?

ペットを守る覚悟がありますか?

ペットショップは売るために都合の良いことをいう

この犬種は散歩しなくても大丈夫ですよ!

さて、実際にこの言葉を鵜呑みにして犬を購入した知人がいます。

散歩不要…

そんな犬種いません。

犬にとって散歩は非常に重要なものなんです

日々の運動はもちろん、

鼻を使う、いわゆる「クン活」。

これは犬のストレス発散に繋がります。

また、家の中に隔離された状態が何年も続けば、外で起こることは知らないことだらけ…。

外で大きな音がした時、人の声がした時…すぐにパニックになってしまったり、さまざまな問題が出てきます

その知人は、ペットショップのその言葉を鵜呑みにして一切散歩には行かなかったそうです

私もアドバイスしたことが数回ありましたが、

「だってペットショップでそう言われたんだもん」

の一点張り。聞く耳を持ってもらえませんでした。

その結果…どうなったと思いますか?

問題行動がたくさん出て、高額な料金を支払い、ペット行動クリニックに行くことになってしまいました

散歩をしなかったのだけが原因とは言いませんが、散歩をしていればここまで酷くならなかっただろうな…と言うのが私の個人的な意見。

普通に自分に置き換えて考えてみて下さい。

家の中に閉じ込められて、接するのは飼い主とその家族のみ。

言い方が悪くなりますが、監禁ですよ。

ペットショップは売るために都合の良いことを言う場合があります

もちろん、きちんと伝えるべきことを伝えているところもあるのかもしれませんが…

すべてを鵜呑みにしてはいけません。

向こうも商売ですから…。

SNSを鵜吞みにしない

私もSNSで愛犬を発信している1人なのですが…

SNSのキラキラした世界に惑わされないでください。

あんなキラキラした場面はほんの一瞬を切り取って見せているだけです。

おやつで釣ったりしている場合も多いです。

昨今はSNSで「いいね!」をもらうためだけにペットを飼う人もいます。

そしてあのキラキラした時間が24時間365日続いているわけではありません

SNSで流れてくる、可愛い部分だけに騙されないでください。

何度も言いますが、「可愛い」だけで飼うことはできません

私の失敗談

「ここまで偉そうなことを言うんだから、お前は完璧なのか!?」

そう思った方、たくさんいると思います。

いいえ、未だに私もたくさん至らない部分を持っています。

そして、ペットたちに可哀想な思いをさせました。

だからこそ伝えたいのです。

ここでは3つ私の失敗談をします。

犬についての失敗談

私が中学生の時、実家でハスキー犬を飼っていました。

きっかけは私が「ハスキーを飼いたい!」と言って、父親がそれに賛同したからでした。

このときの私は、ハスキー犬がどんな性格か、どれだけ力があるか、どのくらいの運動量が必要か、日本の気候に適しているのか、その子の生涯お世話をできるのか…などそんなこと一切考えていませんでした。

ただ「大きくてかっこいいから、飼ってみたい」そんな軽い気持ちでした。

いざ、飼ってみると…

もちろん可愛くて可愛くて仕方ありません。

愛情はあるのですが…

なに分、大型犬。しかも犬ぞりを引くような犬種ですので力が強い。

しかもオスですから、私は簡単に力負けしてしまいます。

母はもちろん、父さえも、犬が本気を出せば力負けしたでしょう。

そんな状態で、いざという時犬をコントロールできるのか…。

もちろん無理です。

私の家族も何度も怪我をしましたし、周りにもご迷惑をおかけしたことがありました。

きちんと管理できる体制ではなかったのです

また、私が就職の時、県外にでることになりました。

私だけならまだしも、タイミング悪く、その時父親も単身赴任中でした。

兄弟もその頃には家を出ていましたので、家には母と犬のみ。

これ、犬にとってひどくストレスだったと思います。

当たり前に一緒にいた家族がある日突然いなくなってしまうのですから…。

母親は寂しい気持ちはありながらも、事情はわかっています。

でも犬は…?

最愛の家族が一人、また一人…と家から姿を消すのです。

きっと寂しかったでしょう。

非常に可哀想なことをした…。

自分のことばかり考えないで、県内に就職すればよかった。

今でも後悔しています。

亀の失敗談

亀、皆さん何年生きるかご存じですか?

最初にも書きましたが40年近く生きるんです。

決して気軽に手を出してはいけない生き物…。

私は考えなしに、飼ってしまいました。

きっかけは当時一人暮らしをしていて、「何か飼いたかったけど犬猫は無理だから…亀にしよう!」そんな軽い気持ちでした。

どれだけ大きくなるか、本格的に飼うには何が必要か、寿命…何も調べずに手を出しました。

幸い、可愛がっていたおかげか、人懐こく手から直接エサを食べてくれるような子に育ちました。

その子はそこまで大きくもなりませんでした。

ただ、問題はこの後です。

母の「1匹だと可哀想」。

この一声で私はもう1匹、今度は「ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)」を飼ったのです。

⚠2023年現在、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)は条件付特定外来種として、規制されていますのでご注意ください。詳しくはこちら(環境省HP)

その後、ミドリガメを迎えてすぐ、私は結婚して県外に行くことになってしまいました。

パートナーは亀の飼育を反対。何より、新しい環境・生活のもとお世話をする余裕など私にはありませんでした。

実家に2匹の亀を預けて、私は県外へ…。

その間、両親が面倒を見てくれました。

私が面倒を見ていた時は、室内である程度の大きさの水槽に紫外線ライトを入れて…そんな飼い方でしたが、

両親は外で、非常に大きな水槽での飼育に切り替えました。

両親はもともと室内でのペット飼育は嫌いでしたし、広くて自由な方がいいじゃん!と言う考え方の人たちです。止めても聞く耳なんて持ちません。もちろん、お世話してもらっている以上、文句は言えないのです。

知っていますか?亀って水槽の大きさに合わせて成長していくんです。

最初は手の平サイズでかわいかった亀たちでしたが…

帰省した時に見てビックリ!!

何倍にも大きくなっていました

どんどん大きくなる亀…今では優に30㎝を超えています。

クサガメの方は、私が県外にいる間に亡くなってしまいましたが、ミドリガメは今も元気いっぱいです。

その後私たち夫婦も県内に戻って来ましたが、ここまで大きくなってしまってはアパートでなかなか飼育は難しく、今でも実家に預かってもらっている状態です。

実は1度、何とかして引き取れないかと思い、道具を揃えてアパートに連れて行ったのですが…、

その亀はメスなので、産卵期は水槽から脱走しようと、早朝から音はすごいですし、アパートだと水替えも大変。

実家より狭い水槽になってしまったから、毎朝近くの公園で散歩をさせたりもしました。

しかし、結果は失敗。

最終的には亀がストレスで病気(ストレスで甲羅が白くなる)になってしまった為、1週間ほどで断念しました

今は両親も高齢になり、大きな水槽の水替えが大変になっていますので、冬眠の時期以外、週1回水替えに実家に通っています。夏場は水替えをしても1~2日で水が汚くなってしまうので、本当に大変です。

ちなみに、亀なんだからその辺に捨てれば良いじゃん?と思った方、いるかもしれません。

そもそもペットを飼育放棄する気はありませんし、現在ミドリガメは条件付特定外来種として、いろいろと規制がかかっていますので、捨てれば罰則があります。責任を持てない方は絶対に手を出すべきではありません。詳しくはこちら(環境省HP)

メダカの失敗談

メダカ…比較的丈夫で、飼育も難しくない為、気軽に手を出す方もいるのではないでしょうか。

大きくもなりませんし、寿命もそこまで長くないので確かに飼いやすいのですが…

問題が1つ。

増えます。

上手に飼えば2匹のメダカ(オスとメス)からひと夏で100匹越えも普通にできます。

メダカを飼ったのは、これまた軽い気持ちでした。

両親が無料でメダカをたくさん譲ってもらったので、私も飼ってみたくなり、そのうちの2匹をもらったのです。

ここまでは良かったのですが、その2匹が両方メスだとわかると、卵を産ませたかった私はさらに4匹を追加でもらいました。

水槽にオスが3匹、メスが3匹になり…4月頃から卵を産んでくれるようになりました。

最初はとても嬉しく、卵が無事に孵化できるような環境を整えていたのですが…。

想像以上に増える…。

1匹のメダカが1日に10~20個程度卵を産みます

それが毎日4月~11月あたりまで繰り返されます

しかもメスが3匹…

単純に考えて20個×3匹×240日

おわかりでしょうか…?

もちろん、全部が無事に孵化するわけではありません。

でも、相当な数のメダカが生まれますよ。

私は一時、200匹近くまで増えてしまい、とても飼いきれないので職場で欲しいという方に譲りました。

今はその反省を生かし、卵は親メダカと分けず、食べてもらうようにしています。

可哀想に感じるかもしれませんが、生まれてから適切なお世話ができなくなることの方が問題なのです。

まだまだ失敗談はある

本当はまだまだ失敗談はあるのですが、ひとまず大きな失敗談として3つ書きました。

「失敗」と言う書き方をしていますが、家族に迎えたことは失敗とは思っていません

考えが至らなかったことを「失敗」と言っているのです

飼う前にもう一度、飼った後のことを具体的に想像してください。

飼おうとしている生き物について情報を集めてください。

それは未来の自分の為でもあるのです。

飼う前に生態について調べるのは最低限必要

さんざん偉そうなことを書いてきました。

誤解していただきたくないのですが…

これが全部できなければ、生き物を飼ってはいけないと言うことではありません

それを言ったら私にも飼う資格などありません。

たくさん偉そうなことを書きましたが、私自身が全部できているかと問われれば、答えはNOです

わかっていてもできない時、できないことは必ずあります。

ただ、こういうことがあると知っておくこと・覚悟しておくことは非常に大切です。

生き物を飼っていると、必ず予想外のことが1つや2つ…いえ、それ以上に起こります。

予備知識を入れておいたところで、素晴らしい計画を立てたところで、全くそれが役に立たないこともあります。

冒頭にも書きましたが、

家族に迎えるからには、皆さん(迎える側)にも、ペット(迎えられる側)にも幸せになってほしい。

そのためにはいろいろな部分に考えを巡らせることが非常に重要です。

これからペットを飼おうとしている方、すでに飼っている方…みなさんに今一度ペットについて考えるきっかけとなってもらえれば幸いです。

関連記事:【後悔しないために】犬の多頭飼いについて考える

コメント

タイトルとURLをコピーしました