⚠このブログは作品紹介をする中で、多少のネタバレを含みます。

以前から広告でよく目にしていた【ホタルの嫁入り】を大人買いしてみました☆



せっかくなので、ブログでも紹介して行きたいと思います。
ホタルの嫁入りあらすじ
「女は家の財産であり交換や贈与の対象」
「結婚に意志など持ってはいけない」
なのに私は自分の意志で
愛してはいけない人を
愛してしまいました。
どんな終わり方を迎えても
心から言えます。
私はとても幸せでした。
【ホタルの嫁入り】第1巻より
物語はこの1枚の手紙から始まります。
伯爵家の令嬢、桐ケ谷 紗都子。
紗都子は生まれた時から心臓の病気を抱え、皆に迷惑をかけてばかりの自分は「家の重荷」であると思い込んでいた。
家の重荷である自分にできること…それは、家の繁栄のために「父親の望む相手と結婚をする」ことだけ。
ただそれだけを目標に、幼いころから努力して知性と品性を身につけ、義母に疎ましがられようが、妹に嫌味をいわれようが気丈に振舞い、自分の価値を見出してきた。
ある日、父親の誕生日プレゼントを買いに、用心棒の康太郎とともに町へ出かけた紗都子。
しかし康太郎が少し目を離した隙に、紗都子は見知らぬ男たちに攫われてしまう。
攫われた先で待っていたのはガラの悪い男たち。
その中にひとり、血まみれの後藤と言う若い男がいた。
実はこの後藤と言う男、凄腕の殺し屋。
後藤は仲間から、「女をしばらく見張って九時になったら殺せ」と命じられる。
なんとかして生きて脱出したい紗都子は、後藤に逃がしてもらうよう頼むが、あっさり断られてしまう。
助かる方法を聞く紗都子に、後藤から返ってきた答えは
「ここの連中以上に俺を雇える金があればアンタ側についてもいいよ」
と言うものだった。
それを聞いた紗都子は
「私自身に価値がある。自分と結婚すればすべてが手に入る…私たち結婚しましょう。」
と後藤に提案する。
それを聞いた後藤は嘘をついていない証拠として「契りを結ぼう」と口づけを紗都子に要求する。
渋る紗都子に、「やっぱり嘘だったんだね」と言う後藤。
さらに後藤は
「いいなぁ金持ちは気楽で
命がけの仕事なんてする必要ないもんな」
と嫌味を吐き捨てる。
これを聞いた紗都子は表情が一変。
血まみれの後藤の唇をハンカチで拭い、口づけをするのだった。
ホタルの嫁入りちょっとネタバレ



ネタバレが嫌な人は飛ばしてね☆
さて、突然ですが紗都子を攫って殺そうとした黒幕は誰だと思いますか?
実は作中の早い段階で、紗都子はある人物を思い浮かべています。
そう、それは紗都子の義母です。
紗都子の実母は紗都子を産んですぐに亡くなりました。
その後父親は再婚しており、義母と腹違いの妹・美和子とともに4人で暮らしていたのですが、仲が良かったわけではありません。
美和子は自分が結婚できると思っていた相手が姉・紗都子を選んだことに嫉妬し、嫌味三昧。
義母は紗都子が娘の美和子の結婚の邪魔をしていると思い、紗都子のことを毛嫌いしていたのです。
そしてその紗都子の予感は的中。
紗都子を殺そうとした黒幕は義母でした。
しかし、この物語はそう単純ではありません。
実は身近にもうひとりの黒幕がいたのです。
その人物とは果たしてーーー。
\ 10/2まで /
作品の魅力
読む前はもっと単純な話かと思っていたのですが、なかなか構想が練られており読みごたえがあります。
2025年9月に9巻が発売されましたが、まだ物語は続く模様です。
見どころとしては、殺し屋・後藤の重~い愛。
そして、最初こそ後藤に「惚れた」と嘘をついた紗都子ですが、その後だんだんと本心から後藤に惹かれて行きます。
後藤と過ごすうちに「人を愛する」と言うことを知り、だんだんと解放されていく紗都子の心、そしてそれに伴う表情の変化。
これもこの作品の魅力です。
最初の方と後の方では絵が少し変わって「作画が崩れた?」と思いましたが、そうではなく、紗都子の表情が柔らかくなったからなんですね。
ぜひ、そんなところも作中で楽しんでみて下さい♪
\ 10/2まで /



久しぶりに漫画大人買いしました!面白かった!!
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