ドッグフードに使われる「4Dミート」とは?その実態と影響

飼い主さん

ドッグフードでよく聞く「4Dミート」っていったい何のこと?

このような疑問をお持ちの方へ、本記事では『4Dミート』について解説します。

ペットフードのラベルを読んでいると、時々聞き慣れない言葉や成分に出会うことがあります。

その一つが4Dミートです。

ドッグフードに使われることがあるこの4Dミートですが、実はペットの健康に悪影響を与える可能性があるため、飼い主としてはしっかりと理解しておきたい言葉になります。

あるじ

4Dミートについてしっかりと理解して、安全なドッグフードを選びましょう!

では、4Dミートとはいったい何でしょうか?

目次

4Dミートとは?

4Dミート」という言葉は、4つ英単語の頭文字である「D」のことを指します。

では、その「D」のつく4つの言葉とはいったい何でしょうか。

4Dミートとは・・・

  • Dead(死亡した)
  • Dying(死にかけている)
  • Diseased(病気の)
  • Disabled(障害を持つ)

つまり、4Dミートとは死んだ動物死にかけの動物病気を持っている動物、もしくは障害を持っている動物から取られた肉を指します。

これらの動物は、通常、人間の食品用としては適していませんが、コストを抑えるためにペットフードの材料として使われることがあります

多くの場合、肉そのものが腐敗していたり、病原菌や薬剤が含まれている可能性が高く、そのため健康リスクが懸念されています

4Dミートがペットに与える影響

  1. 健康リスク: 4Dミートには、動物が病気や障害を持っていた際の残留物が含まれている可能性があり、ペットにとって有害な細菌やウイルスを含むことがあります。特に長期間にわたってこのような食材を摂取すると、消化器系のトラブルや感染症、さらには慢性的な病気を引き起こすリスクがあります。
  2. 栄養価が低い: 健康な動物の肉と比べ、4Dミートは栄養価が低いことが多いです。これによって、ペットの食事が栄養不足になる可能性があり、特に若いペットや体調を崩しがちなペットには大きな悪影響を与えかねません。
  3. 化学薬品や抗生物質の影響: 病気の動物から取られた肉には、しばしば抗生物質や化学薬品の残留物が含まれていることがあります。これがペットの体内に蓄積されると、免疫系に悪影響を及ぼしたり、抗生物質耐性を持つ菌が発生するリスクを高めます。

4Dミートが使われる理由

一番の理由は、コストです。

4Dミートは通常、安価に手に入るため、低コストで大量のペットフードを製造する際に使われることがあります。

特に、価格帯が低めのドッグフードやキャットフードに含まれていることが多く、飼い主が気づかないうちに愛犬が摂取してしまうケースもあります。

4Dミートを避ける方法

  1. ラベルをよく確認する: ペットフードを選ぶ際は、必ず成分表を確認しましょう。「ミートミール」「肉副産物」などと表記されているものは、4Dミートを含む可能性があるため注意が必要です。
  2. 信頼できるブランドを選ぶ: 安全で高品質な原材料を使用しているペットフードブランドを選ぶことが大切です。評判の良いブランドや「ヒューマングレード」(人間が食べられる品質の原料を使用)のラベルがある製品を選ぶと安心です。
  3. 天然食材を使用した手作り食: 自宅で安全な食材を使ってペットのご飯を作るのも一つの選択肢です。これにより、愛犬がどのような成分を摂取しているかを完全に管理することができます。

まとめ

4Dミートは、安価で提供されるペットフードに含まれることがあり、ペットの健康に悪影響を与える可能性があります。

ラベルをしっかりと確認し、信頼できるブランドのペットフードを選ぶことが、ペットの健康を守る第一歩です。

安いフードに魅力を感じてします気持ちもよくわかります。しかし愛犬の健康を守るためには、そのフードがどのような原材料で作られているのかをしっかり確認しましょう。

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