ドッグフードってどうやって保存したら良いのかな?間違えた保存方法をするとどうなっちゃうの!?
このような悩みをお持ちの方へ、本記事では『ドッグフードの保存方法と賞味期限の注意点』について解説します。
愛犬の健康を守るために、ドッグフードの「保存方法」と「賞味期限」の管理は非常に重要です。
適切に保存されていないドッグフードや、期限切れのフードを与えると、栄養素が失われたり、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
ドッグフードは大袋で購入するとコスパが良くなるため、ついつい買いだめしがちになってしまいますが保管方法によっては賞味期限に関わらず思いがけず傷んでしまうことも・・・。
また、季節によっても保存方法に注意が必要となってきます。
この記事では、ドッグフードを安全かつ新鮮に保つための正しい保存方法と、賞味期限に関する注意点を詳しく解説します。
愛犬の健康の為にもぜひ正しい保存方法と賞味期限管理を行ってください!
目安としてドライフードは賞味期限に関わらず、開封後1ヶ月以内に使い切るのが理想です。
ドッグフードの賞味期限について
ドッグフードの賞味期限は、パッケージに記載されていますが、これは「品質が保証される期間」を示しています。
期限が過ぎたからといって、すぐに有害になるわけではありませんが、風味や栄養価が低下する可能性があります。
特に脂肪分が含まれているドライフードは、酸化しやすいため、酸化した脂肪は健康に悪影響を及ぼすこともあります。
- 「賞味期限(Best by)」: ドッグフードが最高の状態であることが保証される日付。通常、未開封の場合に適用されます。
- 「消費期限(Use by)」: これは、食べるべき最後の日付を示しており、この日を過ぎたら与えるべきではありません。
ドッグフードの保存方法の重要性
保存方法が不適切だと、ドッグフードは早く劣化し、愛犬の健康に悪影響を与える可能性があります。
酸化、湿気、カビの発生、害虫の侵入などが起こると、フードの質が大きく損なわれます。
これを防ぐために、以下のポイントに注意して保存することが大切です。
ドライフードの保存方法
1. 密閉容器に移し替える
ドライフードは、開封後は空気に触れることで酸化しやすくなります。
酸化すると、脂肪が劣化し、フードの風味が落ちるだけでなく、犬にとって有害な物質も発生することがあります。
これを防ぐために、開封後はすぐに密閉容器に移し替えることが推奨されます。適した密閉容器は、次のようなものです。
- フード専用の密閉容器: プラスチック製や金属製の密閉容器を使用します。密閉性が高く、空気や湿気の侵入を防ぎます。
- ジップロックバッグ: 少量を保存する場合や旅行の際には、ジップロックバッグを使用すると便利です。
ドッグフードは、直射日光や高温多湿の環境に置くと、急速に品質が低下します。
特に脂肪分が多いフードは酸化しやすくなり、栄養価が失われます。
保存場所としては、涼しく乾燥した暗い場所が理想的です。たとえば、キッチンのパントリーや食器棚の中に保管するのが良いでしょう。
3. 元の袋に入れたまま保存する場合の注意点
密閉容器を使わずに、ドッグフードを元の袋に入れたまま保存する場合、袋の口をしっかりと閉じ、できるだけ空気を抜いてから保管するようにします。
袋にチャックがついている場合は、それを活用しましょう。ただし、袋だけで保存すると密閉度が低いため、できるだけ早めに使い切ることが推奨されます。
ウェットフードの保存方法
1. 未開封の状態
未開封のウェットフードは、常温で保管可能ですが、直射日光や高温を避けて保管します。
未開封であれば賞味期限まで持つため、パントリーや冷暗所で保管することが一般的です。
2. 開封後の保存
ウェットフードは開封後、冷蔵庫で保存する必要があります。開封したウェットフードを室温に放置すると、数時間で腐敗が進み、犬の健康に悪影響を与える可能性があります。
- 保存容器: 開封後のウェットフードは、元の缶のままラップでしっかりと包むか、密閉容器に移して冷蔵庫に入れます。
- 保存期間: 開封後のウェットフードは、冷蔵庫で保存しても2〜3日以内に使い切るようにしましょう。それ以上経過すると、腐敗が進んでいる可能性があるため、捨てることをお勧めします。
ドッグフード保存の注意点
1. 古いフードと新しいフードを混ぜない
新しいフードを追加で購入した際、古いフードが少し残っているからといって、古いフードに新しいフードを混ぜることは避けた方が良いです。
古いフードの品質が落ちている場合、新しいフードまで劣化させてしまう可能性があります。
古いフードは先に使い切り、新しいものは別に保存することが大切です。
2. 賞味期限の確認を忘れない
ドッグフードの賞味期限はパッケージに記載されていますが、特に大容量の袋を購入する場合、使い切るまでに時間がかかることがあります。
開封した日付や賞味期限を袋や容器にメモしておくと、管理がしやすくなります。
また、ドライフードは賞味期限内であっても開封後は劣化が進むため、できるだけ1ヶ月以内に使い切ることが理想的です。
3. フードの状態を観察する
保存中にドッグフードの色や匂いが変わった場合、酸化やカビが発生している可能性があります。異常を感じた場合は、そのフードを与えず、廃棄してください。
特にウェットフードでは、カビや変な臭いが発生している場合があるので、定期的に確認しましょう。
4. 害虫の侵入を防ぐ
ドッグフードは虫や害獣にとっても魅力的な餌になることがあります。特に保管場所が不適切だと、害虫やネズミが侵入することも。密閉容器に保管することで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。
ドッグフードの冷凍保存は可能か?
ドッグフードを長期間保存するために、冷凍保存を検討する飼い主もいますが、冷凍保存は通常推奨されていません。
特にドライフードは、冷凍と解凍の過程で湿気を含むことがあり、カビや劣化の原因になります。
もし冷凍保存を行う場合は、メーカーの指示に従うか、フードを小分けにしてしっかりと密閉した状態で行いましょう。
季節ごとの注意点
特に梅雨~夏は要注意!
日本の梅雨はじめじめと湿気が多く、思いがけないところにカビが発生してしまうこともしばしば・・・。
そして夏に関しては近年酷暑ともいえる日々が続くようになっています。
このような高温多湿の環境下ではドッグフードも傷みやすくなってしまいますので、注意が必要です。
簡単にできる対策は以下の通りです。
対策
- 2週間~1ヶ月以内に食べきれる量だけ購入する。
- 温度変化の少ない空調の効いた涼しい部屋で保管する。
- どうしても食べきれない分は、真空パックをしたり真空容器に移して保管する。
春や冬も油断しないで!
意外と油断してしまいがちなのが冬ではないでしょうか。
「寒いから少しくらい長く置いておいても大丈夫だろう・・・」
こんなふうに考えてしまっていませんか?
いくら寒い時期でも賞味期限は必ず守るようにしましょう。また、開封したものに関しては、たとえ冬であろうと空気に触れた時点で酸化はどんどん進んでいきます。
そして春は徐々に日当たりが良くなり、気温も温かくなってきます。日が当たる場所、気温が上がりそうな場所に保存している場合は早めに冷暗所へ移動させるようにしましょう!
寒い時期だからといって油断せずに、常に適切な保存をするよう心がることが愛犬の健康を守る上で重要です。
最後に
ドッグフードの保存方法と賞味期限の管理は、愛犬の健康を守るための重要なステップです。
適切に保存されていないフードや、賞味期限が過ぎたフードを与えると、栄養価が落ちるだけでなく、消化不良や健康問題を引き起こすリスクもあります。
密閉容器の使用や涼しい場所での保存、賞味期限の確認など、基本的な保存方法を守りながら、愛犬に常に新鮮で安全なフードを提供しましょう。
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