【ペットの歯磨き】歯周病は愛犬の命を奪う怖ーい病気！

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犬にとって歯は非常に大切なものです。人間と同じく生涯に渡り使います。今回はそんな大切な歯に関するお話です。

皆さん、犬は歯周病になりやすいって知っていますか？

ひとたび歯周病にかかると、その治療は非常に大変なものになります。一度ついてしまった歯石を取るのは容易ではありません。

犬の場合は人間と違い、全身麻酔をかけて歯石を取ることになります。そして全身麻酔は命の危険もある、リスクの高いものなのです。

愛犬の大切な歯と命を守るためにも、日々の歯磨きがとても大切になってきます。

犬の歯周病

ここで非常に大切なことをお伝えします。

ついつい軽く考えてしまいがちな歯周病ですが、実は歯周病は大切な愛犬の命に関わる非常に怖い病気です。

現在、一般家庭で飼育されている３歳以上の犬の８割は歯周病にかかっていると言われています。

そして、７歳以上の犬になると歯周病にかかっている確率はなんと！ほぼ100％です。

「ただ歯が汚れているだけ」そんなふうに軽く考えがちですが、歯周病は単に歯が汚れていることを指すわけではありません。

歯の汚れの中の細菌(歯周病菌)が血液に乗って全身に運ばれ、心臓病・肝臓病・腎臓病など命に関わる病気を誘発してしまうのです。

歯周病の症状

歯周病にかかると、次のような症状で進行していきます。

まず、口臭が強くなります。

歯肉が腫れて出血しやすい状態になります。

歯がぐらぐらしてきます。

次第に歯が抜け落ちます。

結果的に硬いものが食べれなくなります。

そして、歯の周りや欠けた歯の歯髄から細菌が入り、歯の根っこに炎症が起こり化膿します。

進行すると骨が破壊されて、歯肉や皮膚に穴が開いてしまい、そこから膿を排出するようになります。

具体的には、目の下が腫れ、皮膚が破れ、穴が開き、出血と排膿をします。

骨がもろくなりますので、あごの骨の骨折などもしやすくなります。

モノが食べれなくなることに加え、皮膚に穴が開いたり骨折したりと相当な痛みを伴う症状が出てきます。これは愛犬にとって、どんなに辛い事でしょうか。

そしてここからが冒頭でも書いた、命に関わる歯周病の非常に恐ろしいところです。

歯周病が原因で口内に炎症・出血が起こった場合、血管に細菌が侵入します。

血管に侵入した最近は血液にのって全身に運ばれ、心臓や腎臓といった大切な臓器に運ばれていきます。

そして、大切な愛犬が死に至る病気、心臓病や腎不全、肝炎、糖尿病、がんなどを誘発してしまうのです。

歯周病の治療

ひとたび歯周病にかかってしまうと、その治療は大変なものになります。

初期であれば、歯石の除去や投薬が主な治療となります。ただし、治療のあり方は人間とは異なります。

犬の場合は口を開けた状態でじっとしていることができませんので、歯石の除去だけでも全身麻酔が必要となり、大掛かりなものになります。そして、全身麻酔をかけることは、愛犬の命を危険にさらすリスクを伴います。シニア犬は全身麻酔で命を落とすリスクが高くなりますので、歯石の除去を行えない場合も出てきます。

歯周病が進行してしまうと、今度は外科的処置、つまりは抜歯などの手術も必要となってきてしまいます。こちらももちろん全身麻酔です。

今お伝えしたように、歯周病の治療は気軽には行えないものなのです。ですので、歯周病にならないために、そして進行を遅らせるためにも日々の歯磨きが非常に大切なのです。

歯磨きのアイテム

歯磨きのアイテムには様々なものがあります。

■歯ブラシ
■歯磨きジェル
■デンタルガム
■デンタルフード
■デンタルケアおもちゃ
　　　　　　　　　　など

簡単に取り入れられるものから徐々に生活に取り入れて行き、大切な愛犬の健康を守りましょう。

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