一見、可愛い絵の恋愛少女漫画と思いきや…
物語内に散りばめられているテーマはなかなかヘビーで、非常に考えさせられる作品です。
現代の人たちが抱える生きづらさをテーマとして扱っているので、ハッと気づかされることや、共感できるところも多く、いろいろな方に読んでいただきたい漫画です。
「どうしたの?道に迷ったのかな?」
「いえ 梅谷食品の吉野と申します」
この会話から物語は始まる。
小学生の時、病気の影響で体の成長が止まってしまった吉野 華。
中身は紛れもなく25歳だが、見た目の成長は小学生で止まっていた。
幸い理解ある友人には恵まれたが、どうしても周囲からは好奇の目で見られる日々。
高校時代に付き合っていた彼にも「友達に変な目で見られるのがキツい(ロリコン扱いされる)」と言う理由で別れを切り出されていた。
そんな華がある日友人に誘われて合コンに行ってみると、一人の男性と意気投合。
華の病気に理解を示してくれる男性に心を許していく華。
しかし、『いい感じかも』と思った矢先、相手から
「華ちゃんってセックスできるの?」
と、心無い質問を浴びせられる。
結局は他の人と同じ、好奇の目で見られていたことにショックを受ける華。
合コンを終え、華が行きつけの店で一人荒れていると、店の戸が開いた。
入ってきたのは不愛想で有名な職場の後輩、岩見だった。
後にわかる事実だが、実は岩見の不愛想にも理由があった。
事故の後遺症で顔面麻痺になってしまい、表情が乏しくなってしまっていたのだ。
周囲はその事実を知らないため、岩見のことを誤解しているが、彼もまた、そんな自分にコンプレックスを抱きながら懸命に生きていたのだ。
華と岩見は交流を重ねていくうちに信頼関係を築き、お互いに大きな影響を与え合い、深く共鳴し合う存在になっていくー。
可愛い絵とは裏腹にヘビーで難しいテーマを扱った作品
この物語は病気や後遺症を持った人物が抱える問題だけではなく、健常者が抱える容姿などに対するコンプレックスもテーマになっています。
見た目、性別に対する無意識の押し付けで生きづらさを抱える登場人物たち。
それぞれが自分のコンプレックスと向き合う姿を描いた物語です。
つまり、生きづらさを抱えた現代人にこそ読んで欲しい大切なテーマがたくさん詰まっています。
「悪気はないけど失礼な人」がリアルに描かれており、読み進めるにつれて、自分の中にある無意識の偏見や先入観などにハッと気づかされ、何度も考えさせられました。
生きづらさを抱えた人に読んで欲しい漫画
自分を好きになれない人は世の中にたくさん存在すると思います。
何を隠そう、わたしもその一人。
なかなか自分のコンプレックスを受け入れて、前向きに生きていくのは大変なことです。
でも、この「133cmの景色」の主人公たちは、生きづらさを抱え、悩みながらも、
懸命に、そして前向きに立ち向かっていきます。
「結局は漫画でしょ?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、きっとこの漫画には今の自分の生きづらさから抜け出すヒントがたくさん詰まっているはずです。
あるじテーマこそ難しいですが、恋愛要素も入っているので、普通の少女漫画のような感覚で読めますよ☆



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