【実録】膵炎と肝炎を経験してからのフード選び

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このブログにも度々書いていますが、愛犬の向日葵は2歳で急性膵炎、3歳で急性肝炎を経験しています。どちらも最悪死に至る恐ろしい病気です。

結局詳しい原因はわからなかったのですが、私はひとえに飼い主の犬が食べ物に対して知識不足だったと感じています。

そこからは、たくさん勉強し、愛犬のフード選びを徹底するようになりました。

あるじ
あるじ

時間はかかりましたが、今では健康診断で全ての数値が正常になりました。

…長い道のりでした。

発病後に食べさせているフード一覧

この後は長々と書きますので、先に食事を見直した後に実際に与えているフードについて書いておきます。セカンドオピニオンの病院で犬の食事に関するセミナーなどを受けながら選びました。

■馬肉
■オリジン(オリジナル)
■キアオラ(カンガルー・ラム&サーモン)
■ネルソンズドッグフード
■K9ナチュラル(フリーズドライ・グリーントライプ・缶詰)
■デビフ缶(鶏&レバー)
■手作り食

以下では簡単に病気の紹介と主な症状、そして実際に愛犬に出た症状を紹介して行きます。

急性膵炎とは

膵液に含まれる消化酵素が、自身の膵臓を消化してダメージを与えてしまう病気です。

原因はハッキリとしていないようですが、過食、高脂肪食、肥満などがきっかけになることがあるようです。

つまりは、日々の食べ物がリスクとなっていることが多いと言えます。

最悪死に至る、大変怖い病気です。

膵炎は、急性膵炎の他に慢性膵炎もあります。

急性膵炎の主な症状

■突然の食欲不振

■嘔吐

■下痢

■震え

■腹痛により伏せのお尻だけ上げた態勢をとる

実際に出た症状

AM6:00嘔吐

AM6:30嘔吐

AM7:30ドライフード40g食べる

AM8:00散歩、排泄(うんちの様子→色の濃い、ねっとりした臭いもキツイ便)

朝方吐くことが普段から多かったので(←この理由と対策は改めてブログに書きます)、心配しつつもとりあえず様子を見ることに…

PM12:30(夫が昼休憩で様子を見に来る)元気はないが、そこまでの異変は無し。

PM6:00ドライフード20~30g食べる(気は進まないがとりあえず食べる…と言う感じ)

PM8:20嘔吐

PM:8:30 左足が震える→両足が震える→全身が震える

PM10:17繰り返し嘔吐する(30分間で5~6回嘔吐)。全身が震え、呼吸が荒い。

病院へ(車中でも1回嘔吐)

時間外診療のため細かい検査はできないと言うことで、対処療法をして入院。
翌日、詳細検査をして急性膵炎と言うことが判明。

【実際の血液検査の結果】

急性肝炎とは

急性肝炎はさまざまな原因で肝細胞が炎症を起こし、壊死します。その後、重篤になると肝不全へと進みます。

そして慢性肝炎になった場合は、肝硬変を経て肝不全へと進んでいきます。

どちらも最悪死に至る恐ろしい病気です。

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれる程、非常に再生能力が高い臓器ですので、最初は無症状のことが多く、症状が出る頃にはだいぶ病状が進行していることが多いです。愛犬のほんの些細な異変でも気づいてあげることが大切になります。

こちらも急性膵炎と同じく、原因の特定は難しいそうですが

■細菌やウイルス

■薬、毒物の中毒

■遺伝

体に合わない食事(高脂肪の食事など)

があります。やはりこれも日々の食事がリスクとなることが多いようです。

急性肝炎の主な症状

■食欲不振

■嘔吐

■下痢

■黄疸

■メレナ(黒色便)

■腹水

■神経症状(痙攣など)

実際に出た症状

こちらは症状を書いた紙のコピーを取り忘れて獣医さんに渡してしまったため、膵炎の時ほど詳細には書けないのですが、

■食欲低下
■嘔吐
■下痢
■メレナ(黒色便)
■散歩の途中で歩けなくなる

の症状が出ました。

病院で検査をすると肝細胞が壊死しているとのことで即刻入院となりました。

入院中は血液検査の他に、カテーテルを使った尿検査や、胆のうに直接針を刺して胆汁を取り、菌がいないかなど様々な検査が行われました。

余程、怖かったのでしょう。退院して家に帰ってきた直後、普段一切鳴かない向日葵が堰を切ったように悲鳴のような声でギャン鳴きしました。

後にも先にも、あれだけの鳴き声を聞いたことがありません。二度とこんな思いをさせてはいけないと心に誓った出来事です。

向日葵
向日葵

胆のうに針を刺すときは、意識はボーっとさせられますが、麻酔なしですからね。二度とごめんです!!!

【実際の血液検査の結果】

食事の見直し

急性膵炎・急性肝炎を起こすまでも、そこまで質の悪いフードを与えていたわけではありません。犬のプロの方に相談しながら選んだ、どちらかと言えば質の良いフードだったはずです。

ただ、そのフードが愛犬の体に合っていなかったのでしょう。また、さまざまなおやつも与えていたため、高脂肪のものが負担になっていた可能性もあります。

あるじ
あるじ

良かれと思って選んでいたフードやおやつ…無知は愛犬を苦しめます。

さて、いよいよ本題の食事です。

冒頭にも書きましたが、このときに愛犬家の知人から犬の食事に詳しい病院を紹介してもらいセカンドオピニオンとしました。

そして、そこでは食事に関する個別セミナーなども行っていたため、そこに参加し、自分でも勉強をしました。

そこで勧められたのは手作りの生食です。

生食については賛否両論あるのですが、私はこれまでドライフードを食べさせていて病気を発症したので、生食に挑戦してみることにしました。

また、ドライフードでもきちんと選べば良いと言うことを知り、今まで与えていたフードを見てもらいアドバイスをもらいながら選んで行きました。

なぜ完全手作りの生食に切り替えなかったのかと言いますと、

まず第一に、飼い主側の負担が大きく続けられないかもしれないということ、

そして第二に、災害時や突発的な事情など特別な環境時にドライフードを食べなくなってしまう恐れがあること、が理由です。

最初の頃は手作りの生食の頻度を高めましたが、現在はドライフードと販売されている生食(馬肉)、たまに缶詰でほとんどを過ごしています

おやつも全く上げないと言うことはなく、低脂肪のものを選んだり手作りをしたりという風に気を付けています。

結果、幸い急性膵炎のときも急性肝炎のときもすぐに異常だった数値は正常に戻り、再発もしていません。

ただ、もともと少しデリケートな体質なこともあり、全ての項目が正常に戻るまでは時間を要しました。

2020年に急性膵炎、2021年に急性肝炎を発症し、全ての項目で正常値になったのは2024年です。

日々食べているものが、少しずつ体を作っているのだと実感した出来事でした。

実際に与えたフード紹介

ここで、最初にも紹介した発病後に与えたフードを改めて紹介します。

馬肉

馬肉は高タンパク、低脂質なうえ、低アレルゲンの食材でもあります。

犬にとって嬉しい栄養も沢山含んでいますので、私も積極的に取り入れています。

ちなみに、食事だけではなくおやつも馬肉や馬の部位を使ったものを与えています。

馬肉は様々なメーカーから販売されています。取り入れやすいものからスタートしてみてはいかがでしょうか。

↓【馬肉自然づくり】は与えやすいドライフードタイプ↓一番続けやすいと思います。パピー期(8~10か月頃まで)以降の全ての年齢、犬種に対応しています。※パピー期は必要とする栄養が成犬と異なります。こちらのフードはパピー期非対応となっています。

↓【馬肉パラパラミンチ】は生食タイプです↓これだけで与えることも、トッピングとして利用することもできます。冷凍で届くので、必要分を解凍して使えるようになっています。

↓【わんこの献立フレッシュ】まずはトッピングから始めてみようかな…?と思う飼い主さんはこちらがおすすめ↓35gずつ切り離せるトレーに入って冷凍で届きます。少量ずつ解凍して使えるので使い勝手が良いです。

オリジン

オリジン(オリジナル)

ドライフードの中でも高品質な商品です。犬・猫の本来の食性を長年研究し、必要な栄養素を配合してある総合栄養食です。

高品質の食材を使用した高タンパク食で、なおかつ犬の消化の負担になる穀物を使用していないグレインフリーとなっています。人工的添加物も使用されていません

粒がやや大きめで厚みもあるので、全犬種・全年齢対象とはありますが個人的には中型~大型犬向きかなと思います。

あるじ
あるじ

オリジンには数種類あり、選ぶことができます。我が家は、検査で牛肉・豚肉が向日葵の体に合わないと判明したため七面鳥や魚を使用した【オリジナル】を与えています。

キアオラ

キアオラはドライフードの総合栄養食になります。高品質なうえ、犬の消化器に負担をかけないグレインフリーでお値段も手頃です。規格も少量から大容量まであるので、愛犬のサイズや食欲に合わせて選べます。

粒は小粒なので小型犬でも食べやすいサイズです。

我が家が一番購入しているのはこちらのカンガルーです。カンガルーは高タンパク低脂質で、さらに低アレルゲンの食材でもあります。

カンガルーなんてあげたことない…と思う飼い主の方もいるかもしれませんが、犬にとって優秀食材です。ちなみに我が家の愛犬は、キアオラのなかではカンガルーが一番食いつきが良いです。

こちらはラム&サーモン↓

ネルソンズドッグフード

こちらもドライタイプの総合栄養食です。

高タンパク低脂質、犬の消化器に負担をかけないグレインフリーです。粒が大きめなので、中型~大型犬向けのフードとなります。

詳細はこちらの記事から↓

K9ナチュラル

K9ナチュラルはフリーズドライと缶詰の用意がありますが、ここではフリーズドライを紹介して行きます。

最近は人間の食べ物でも良く目にするようになった、フリーズドライ。特殊な製法で食材の風味や栄養を壊さず作ることができます。

そのため、食いつきも良いですし、栄養も豊富。フリーズドライは軽くて持ち運びにも便利ですし、長期保存が可能です。

基本的には水やぬるま湯(栄養が壊れないように37度以下のお湯)でふやかして与えますそのまま与える場合は、必ず水を一緒に与えるようにしてください

オーソドックスなチキン↓

ラム&キングサーモン・フィースト↓

こちら↓は、フードではなく「グリーントライプ」と言う草食動物の胃袋です。酵素や乳酸菌がたっぷり。サプリメント的な位置づけなのでフードに混ぜるなどして与えます。

かなり臭いが独特なので、人間は「うっ…」となってしまうかもしれません。私は大丈夫でしたが、知人は苦手な香りだったようです。

デビフ缶

こちらはスーパーなどでも気軽に手に入れられることができるデビフ缶です。

獣医さんに伺ったのですが、デビフ缶の総合栄養食の中で唯一、愛犬の健康に懸念される添加物が入っていないとのことでした。

ウェットフードなので、栄養と一緒に水分もしっかりと摂ることができます。我が家は普段使いだけでなく、災害時などの備蓄としても常備しています。

手作り食

最後に愛情たっぷりの手作り食です。

私の場合は栄養が偏るのが怖くて、一食は総合栄養食、もう一食を手作り食にして与えていました。

煮込むときに使ったのがこちらのスロークッカー↓

一般的に加熱した鶏の骨は内臓に刺さって危険と言われていますが、このスロークッカーで数日煮込むことによって骨も手でホロホロに砕けるようになります。

なので、肉や魚も骨ごと調理して、余すことなく与えることができます。

上記のツインバードのスロークッカーで骨を煮込む期間の目安としては、

■しかのあばら骨→1週間

■鶏手羽もとの骨→2晩

■魚の骨(にぎす)→1時間(いわしの場合はもう少し長め)

です。

ちなみにツインバードのスロークッカーはやや大きめなので、少量から始めたい人は下記のアイリスオーヤマのスロークッカーからスタートすると良いのではないでしょうか。

まとめ

ここでは、愛犬が実際に急性肝炎・急性肝炎になった時に見直して実際に与えたフードを紹介しました。

ドライフード、フリーズドライ、缶詰、手作り食とさまざまなものがあります。愛犬が好むものを探し、自分にできそうな範囲で取り入れてみて下さい。

そして病気によって必要な栄養、逆に食べてはいけない物は変わってきます。わからない時は勝手に判断せず、必ずかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

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