運命の子～出会い編④～

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※この時はまだ「向日葵」と名前が決まっていなかったので「子犬」と書いています。

子犬が生後４５日目を迎えた、引き取り約束の日…(午後はペットショップの人が他の子犬を取りに来ると言っていたので午前中に訪問の約束をしていました。ちなみに主たちがもらう子犬の兄弟犬(オス)は繁殖犬として手元に残すとのことでした。)

もうここまでくると、心配よりも楽しみの方が完全に勝ちます。夫婦そろってこの日を待ち望んでいました。

ブリーダーさん宅へ車を走らせる間もドキドキわくわくが止まりません！嬉しすぎて叫びだしそう！！2人ともやたらテンションが高いです。

～到着。

ブリーダーさんに挨拶をして、いざ！子犬とご対面♡(夫くんはこの日が初のご対面)

「…あれ？たくさんいた子犬たちがいない…主たちのもらう子犬の兄弟犬もいない…」

なんと主たちがもらう子犬を残して、他の子犬たちは主たちの到着直前にすでにペットショップに売られていました。手元に残すと話していた主たちがもらう子犬の兄弟犬もです…。『このブリーダーさん、だいぶ言ってることとやってることが違うけど大丈夫なの！？』一気に不信感が強まります。

２週間前に主が子犬を見に来たとき、初産で６頭(うち１頭は死産だったそう)産んだ母犬は何が起こったのかわかっていないのか、子犬たちが急にいなくなってとても不安そうに見えました。また、主たちがもらう子犬の母犬はベテラン犬で、今までも同じ経験をしていたためか何が起こったのか察しているようです。主たちが来て何をしようとしているのかもわかっているようで、無駄な抵抗だとわかりつつも、子犬を取られまいと守っているように見えました。

そのときの母犬と向日葵↓

ブリーダーさんがひょいっと子犬をケージから出して夫くんに渡しました。

(実は夫くん…内心まだ「黒柴」を諦め切れていなかったそう。自分のお気に入りの柴犬がまだ出産前だったこともあり、もう少し待ってみたい気持ちがあったそうです。)

そんなことを思いながら子犬を抱っこして「こんにちは」と挨拶をしたとき…

「ペロッ」

子犬が夫くんの鼻を舐めてくれました。

この一瞬の出来事で、夫くんも迷いが消えたそうです。単純に思えるかもしれませんが、運命なんてこんな小さな出来事がきっかけで決まるものだと思います。

そんなこんなで、そのまま応接間に子犬とともに案内され、お支払いを終えた後、子犬と全く関係のない話を聞かされること２時間…。そろそろ切り上げたい旨やんわりとお伝えしたにも関わらず、また話を聞かされること２時間…ようやく話の区切りがついたので帰れることに…。子犬はずっと夫くんの膝にいて疲れて寝てしまっています。

母犬のところに寄るのかと思いきや、このまま子犬を連れて帰ることになりました。

後に知ることになるのですが、このブリーダーさん…向日葵の血統書の父犬を間違えたり(間違えていないと言い張られて修正してもらえなかった)、他の人が予約していた子犬をペットショップに売ったり、その他にもいろいろあり…とんでもブリーダーさんでした。皆さん、ブリーダー選びは慎重にした方が良いと思います。

「こんなこともあるから知っておいた方がいいよ」、ということでブリーダーさんと実際にあった主の体験談を包み隠さず書きましたが向日葵と出会えたことは心の底から感謝しています！！！

※決してすべてのブリーダーさんを否定しているわけではありませんので、皆さんそこは勘違いしないでください。すばらしいブリーダーさんもたくさんいらっしゃいます。

向日葵の本当の父犬↓(最初はこの子が父犬だと言っていたし、交配の記録も見せてもらいましたがこの子が父犬になっていたんですよ～涙)

母犬はとても人懐こくて穏やかな美犬、父犬は無駄吠えしないとても穏やかなハンサム犬でした。またこれは別の記事で触れますが、やはり親犬の気質と言うのはとても大切です。向日葵は本当に両親の良いとこ取りをした犬に育ってくれました。

～出会い編～おわり